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デジタル政策フォーラム(代表幹事:谷脇康彦、略称DPFJ)は、ステートメント『AIガバナンスの枠組みの構築に向けて(ver2.0)』を公表いたしました。
DPFJでは、本年7月にAIガバナンスを巡る主要論点を示したver1.0を公表したのち、有識者へのインタビュー※や民間企業関係者へのヒアリングを行うとともに、追加論点の議論を進めて参りました。今回公表したver2.0においては「リスクの最小化」「利便性の向上」「健全な市場の育成」という主要論点の骨子は保持しつつも、議論の具体性を深め、基本的な方向性を示しています。
米国や欧州、中国ではAIを取り巻くルール作りや議論が進みつつあり、日本でもAIに関する法制度の導入を含む本格的な議論が始まろうとしています。そのような動向も念頭に、本ステートメントは「AI技術の制御可能性」を継続的に維持するための仕組みの構築に向けた検討の方向性を示すものです。
また、DPFJでは本ステートメントの更新を継続的に行う予定です。2025年夏ごろを目途にver3.0の公表予定です。オープンフォーラムの開催など、広くAIガバナンスの枠組み構築に向けた議論を深めていくとともに、他の関係団体等とも連携をすすめ、コンセンサスの形成を図ってまいります。
なお、本ステートメントに関連し、2024年12月8日に開催される国際公共経済学会 第39回研究大会のプログラムの一つとしてシンポジウムを開催いたします。詳細につきまして、末尾をご覧ください。
■デジタル政策フォーラムとは
デジタル政策フォーラム(DPFJ : Digital Policy Forum Japan)は、2021年9月に設立されたデジタル政策をテーマとする熟議型の政策プラットフォーム。産学官の枠を越え、多様な専門家が緩やかに連携するコミュニティを形成し、広くデジタル政策に関する骨太な政策議論を重ね、タイムリーな政策提言を行っている。
HP : https://www.digitalpolicyforum.jp/
X :https://twitter.com/DPF_japan
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■お問い合わせ
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